広島大学水圏資源生物学研究室のブログです。資源のOB、OG、何かの縁で資源に関わってこられた方に、研究室のイマの様子を時には真面目に、時には面白くお伝えしていきます。
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2017年09月08日 (金) | 編集 |

皆様こんにちは。M1のフウライです。
私はこの夏、2か月半ほど沖縄県の瀬底島でフィールド調査をしていました。
今回はその研究の様子と、瀬底での生活やイベントをご紹介したいと思います。

まず、フィールドである瀬底の海!
エントリー場所 

沖縄らしいエメラルドグリーンの海です!
水深が浅く透明度が高いため、調査はシュノーケリングで行っています。

デバスズメダイ1 メガネゴンベ1
クマノミ1 テングカワハギ
(デバスズメダイ、メガネゴンベ、クマノミ、テングカワハギ)
一面を覆う多種多様なサンゴと色とりどりの魚が本当にきれいです。

フウライ 
こちらは私の研究対象魚のフウライチョウチョウウオ
日中はほぼずっとペアで摂餌をしています。
体側の模様で50個体ほど個体識別をしています。

調査は主に以下の3つを行います。

行動観察 10:00-13:00
1個体を10分間観察して摂餌回数のカウントや、攻撃行動の記録をし、ペア内の雌雄の役割を調べます。
フウライ摂餌 
フウライチョウチョウウオは摂餌頻度がとても高いので、観察中は一瞬も気が抜けません!

寝床調査 17:00-20:30
お腹の膨れ具合と寝床に戻っているかどうかを確認し、ペアごとの産卵周期を調べます。
お腹大 
     おそらくこの日に産卵するメス(左)
食べ過ぎでもお腹が膨れることはありますが、それとは比べ物にならないくらいパンパンに膨れています。

夜体色 
暗くなってくると夜体色になり寝床となる岩陰に戻ってじっとしています。
夜の調査はライトが必須ですが、水面でライトを照らすとダツが突進してくるため、ダツの恐怖に怯えつつ、私の動きに合わせて閃く夜光虫に癒されながらほぼ毎日、この寝床調査を行いました。

早朝調査5:00-7:30
前日に産卵に行ったペアが縄張りに戻ってくる様子とそれまでの縄張りへの侵入者の有無を調べます。
フウライはかなり早寝早起きなので、夜型の私にはつらいです。
もちろん早朝調査の後は夕方まで爆睡です。

調査の後は、データ整理
データ整理 
海の中で書く字は汚すぎて時間が経つと自分でも読めなくなってしまうので、取ったデータはその日のうちにまとめることが重要!なのですが…


瀬底滞在中は琉球大学瀬底研究施設の宿泊棟に泊まっています。
起きて30分で海に潜ることができる恵まれた立地と、清潔で快適な施設も瀬底の大きな魅力の1つです。

学生部屋 
学生は4人部屋ですが、ほとんどニセクロさんと2人で泊まらせていただきました。
宿泊する部屋も食堂もクーラーが完備されていて、ついつい部屋に引きこもってしまいます。

食事は主に自炊自炊!!をしています。
ご飯 

自転車で15分ほどの場所にあるスーパーにはゴーヤやナーベラー(ヘチマ)、イラブチャー(ブダイ)、ランチョンミートなど沖縄らしい食材も揃っています。


瀬底での日々はほぼ研究尽くしの毎日ですが、時には楽しいイベントでリフレッシュ!

美ら海水族館の花火大会
今年はサンセットビーチとして有名な瀬底ビーチで、海から上がる花火を見ました。
夕日 
花火はもちろん海に沈む夕日も荘厳でとってもきれいでした。

ボートダイビング
ボートダイビング 

ニセクロさんの調査に便乗して一緒にボートダイビングをさせていただきました。

洞窟 
久しぶりのスキューバで緊張しましたが、いつも潜っている場所とは違った環境で、いつもは見かけない魚もたくさんいて新鮮でした。

カスミチョウチョウウオ フエヤッコダイ
  カスミチョウチョウウオ      フエヤッコダイ
こんな時でもついチョウチョウウオを目で追ってしまう自分が怖い…

瀬底島の夏祭り
夏祭り 
瀬底島内のローカルなお祭りですが、三線の演奏やエイサーなどもあり非常に盛り上がっていました。私は島人のパワーに圧倒されっぱなしでした。

この2か月半、狂ったように海に潜って、たくさんのデータを集めることができました。
しかし、今回の瀬底生活での一番の成果は施設の方々や他大学の学生さん、私の研究を気にかけて協力してくださった方々との貴重な出会いでした。快適な瀬底生活と研究がたくさんの方々のサポートによって成り立っていることを忘れず、これからも研究に精進していきたいと思います。


最後に、おまけコーナー
(※ここから先はおふざけ要素満載なので、興味のある方だけどうぞ!)

美ら海戦隊 瀬底レンジャー 
~ダースベイダーの改心編~
瀬底レンジャー最初 

今日も平和な瀬底の海...
と、そこにダースベイダーが現れた!

ダースベイダー3 

釣り竿(ライトセーバー)で魚を一網打尽にしようとしている!

ダースベイダーから瀬底の海を守るため、死闘を繰り広げる瀬底レンジャー2号と3号
無題 

激しい戦いの末、ついにダースベイダーのフォースが弱まりマスクが外れた...

1号 
そこに現れたのは瀬底レンジャー1号の姿だった!

一度は暗黒面に落ちた1号だったが、2号と3号の必死の呼びかけにより
海洋資源の大切さを思い出し、本来の姿を取り戻した。
こうして瀬底の海に再び平和が訪れた。

瀬底レンジャー最後 

[ 出演 ]
ダースベイダー:カンモンハタさん(友情出演)
瀬底レンジャー1号:カンモンハタさん(友情出演)
瀬底レンジャー2号:ニセクロさん
瀬底レンジャー3号:フウライ


最後まで読んでくださった皆様ありがとうございます。
実はこのヒーローマスク、ふざけて着けているわけではなく(この写真は完全にふざけていますが…)れっきとした潜水調査時のユニフォームなのです。
毎日、海に潜っているとクラゲが大量に流れつき、海の中が一面クラゲだらけ!ということも。
そんな時に役立つのがこのヒーローマスク!!
某100円ショップで購入したヒーローマスクにシュノーケルを咥える穴を取り付けました。
これにより顔の露出を100%なくすことができ、クラゲの入り込む隙を一切与えません。
このマスクを着けている時に海の中で人に出会ってしまうと恥ずかしくて顔向けできませんが、今ではこのマスクがないと不安になるほどです。
見た目はさておき、機能の面では素晴らしい発明だと自負しております。
クラゲでお困りのダイバーの方はぜひ一度お試しください!

以上、少し脱線しましたが、瀬底滞在記でした。

フウライ



2017年08月22日 (火) | 編集 |

こんにちは。ごえもんです。

お盆も過ぎましたが、まだまだ暑いですね。

口永良部島も毎日30度超え、海も温泉状態です。

 

お盆休みは人の出入りが激しい。金岳中学を卒業した人達が続々と帰ってきました。そんな真っ只中で港祭りと第19回夏祭りがありました。

ヒロダイは伝統的に準備へ駆り出されます。

 IMG_9528.jpg

初日、港祭りは今年完成した新堤防で行いました。

 IMG_9529.jpg

ヒロダイはビール担当

 IMG_9530.jpg

船に乗ってプチ遊覧と恵比寿様へ参拝

 

次の日、夏祭りです。会場が港から小学校の校庭に移ります。

 IMG_9526.jpg

発電機を運ぶハコフグ氏

 IMG_9508.jpg

会場設営が終わるのは始まる1時間前くらい

 IMG_9523.jpg

私は今年もオンステージ。声援ありがとうございました。

 

最後は花火で終わりました。来年は第20回です。いいですね。

IMG_9520.jpg 

0806 寝待 砂利を運ぶ私



2017年08月04日 (金) | 編集 |

こんにちは。エラブ組のごえもんです。

梅雨明け後、一気に暑くなり扇風機ではなかなか辛いものがあります。

 

一ヶ月くらい前にはなりますが、金峯神社の大祭で男性は棒踊り、女性は日の本踊りによる奉納が行われました。男性はフタスジ先輩、ハコフグ氏。女性はギンポ♀さんが参加しました。

 IMG_9432.jpg

僕はかき氷屋でした。

 IMG_9434.jpg

梅雨の雨に何度も練習を邪魔され、思うように練習できない日々も続きましたが、本番は島民の方と一緒に素晴らしい踊りを披露されました。

 後日、動画公開します。

全体写真

 IMG_9407.jpg

 

海洋研修会では魚の解説を小・中学生に行いました。

IMG_9440.jpg 

毎年、悩まされる種同定。今年はキビレカワハギとナガサキフエダイが難しかった。

 IMG_9443.jpg

コメジロ計測中

IMG_9442.jpg 

でかいコブシメ

 IMG_9444.jpg

昼は刺身の盛り合わせ

 IMG_9447.jpg

船で寝待〜野崎クルーズも行いました。

 IMG_9445.jpg

 

最近、漁師さんに深海釣りへ連れて行って頂きました。

水深は400~500m

 IMG_9468.jpg

こんなでかい電動リールを使って釣ります。

水深が深いだけに仕掛けが底に落ちるのにとても時間がかかります。

落ちてアタリがあって上がってきたのは

 IMG_9479.jpg

メダイ(体表はヌメヌメ)

 IMG_9469.jpg

ムツ(体表が綺麗)

 

などリーフでは見かけないような魚ばかり。

深海魚おもろいかも!

 

 

今日から台風接近のため調査はしばらくお休み

ヒロダイハウスが無事であるように祈っています

 IMG_9431.jpg

新住人 ミミ



2017年07月29日 (土) | 編集 |

こんにちは。タマ(貝)です。

 今年もサキグロタマツメタ調査のため先生と2人で東北に行ってきました。

 

サキグロタマツメタとは何ぞやという方は過去の記事をご覧ください

http://urx.red/F0HP

ざっくり言うとアサリ食害が問題となっている外来生物です。

 

調査日はあいにくの雨

調査に協力して頂いている水産試験場へ。

サキグロは普段、底土中に潜っているので見つけられませんが

干潮前に干潟表面上に現れる習性があるのでそこを狙います。

 

到着していきなり試験場の方から

「先週、漁業者と駆除を行った」との報告が。


サキグロいなかったら困るなぁ。

心配しながらも、とりあえず採集地点へ。

s_RIMG1243.jpg 

すると、さっそく第一サキグロ発見!

s_RIMG1245.jpg

干潟表面に出てきたサキグロ


まだ潮があまり引いていなかったので

少し待ってから再び採集ポイントへ。

 

潮も結構引きました。早速サキグロ探し開始。

s_RIMG1269.jpg 

すぐ発見。

s_RIMG1250.jpg 

こちらにも

s_RIMG1248.jpg 

いっぱいいる!

s_RIMG1252.jpg 

あたりを見回すだけでも10個体近くいるところも。

ここからハイパーサキグロタイムに入ります。

 

s_RIMG1260.jpg 稀にちびサキグロも見つかる(指の上)。


s_IMG_7299.jpg 今まで見た中で最大のサキグロ。


s_RIMG1255.jpg アサリを抱えていた個体もたくさんいました。


s_RIMG1266.jpg 食われたアサリ


交尾している個体もたくさんいました。

s_RIMG1262.jpg白昼堂々。


調査前の心配は杞憂に終わりました。

s_RIMG1272.jpg 

これだけとってもまだ他にも歩き回っています。

サンプルは十分なので残った時間で駆除。

 s_RIMG1268.jpg

次々と処刑されるサキグロ


ここはサキグロの数が広島湾とは段違いに多いのですが、アサリも負けじとたくさんいます。

s_RIMG1265.jpg サキグロの捕食圧も結構高そうですが、この個体数が維持できているのも毎年の駆除のお陰かもしれません。


 測定のため試験場へ戻ります。

s_RIMG1271.jpgくさん獲れました。計500個体くらい。


試験場の方は

「先週駆除したのに今日こんなにいたら(駆除の)意味ないじゃん!」

と憤っておりました。(私としては助かったのですが)

 

とりあえず昼飯。

s_RIMG1270.jpg カツカレーがうまい。

 

午後からは測定。夜は試験場の皆様と一緒に食事しました。

水産試験場の皆様、調査にご協力いただきありがとうございました。

 

2日目は北上し、別の調査地へ。

 s_RIMG1275.jpg


s_RIMG1280.jpg サキグロ発見


 s_RIMG1285.jpgここはアサリはかなり少ないにもかかわらず大きいサキグロが結構います。

ホトトギスガイを抱える個体も多く、アサリ以外の貝も多く食べられてるみたいです。


個人的には盛り上がっているサキグロ研究ですが、後継者が居ないのが残念。

うちは魚好きが集まる研究室なので仕方ないね!

まぁこの記事で少しでも関心を持ってもらえたら幸いです。


いつかまた後継者が現れることを信じて、

今年のうちに出来ることはやっておかなければ!と気合が入った東北調査でした。


では。

(そういえば仙台駅で落とした財布を交番に届けてくれた方、マジでありがとう。)

 

タマ(貝)



2017年07月17日 (月) | 編集 |

7月も既に半分が過ぎております。
ここ最近は天気のいい日が続いていますね。


UEDです。



遅くなってしまいましたが、6月末のカタクチ航海の様子を記したいと思います。

RIMG1134.jpg 
昨年の調査同様、MTDネットによる多層曳き採集、それも15時から翌日15時までの24時間調査です!!目的はタチウオなどの仔魚。たくさん獲れるといいのですが。。。


調査前に内容を説明。
RIMG1094.jpg 
みなさんのご協力ありがとうございました!


今回は瀘水計を取り付けて、仔魚の密度も算出できるようにしました。
RIMG1104.jpg 
この目盛りを読んで、濾過した水の量を記録します。

RIMG1107.jpg 
取り付け後に、どのくらい回るのか確認するDr. KB氏。
回転ダービーではAWAJISHIMA君が優勝(参加者1人中)しました。


調査定点に着くと、CTDによる海洋観測から開始!
P6270656.jpg 
担当してくれたB4の皆さん、ありがとうございました。

そして、MTDネットを設置します。
今回も4つの層。ワクワクします。
RIMG1122.jpg 
このネットは年に1度、本航海でしか使用しないということで、
船員さん達も記録を取っておられました。
写真の中央から、やけに視線を感じるような。。。




RIMG1124.jpg 
。。。



網を曳いている間は筋トレ!肉体改造を目指します。
P6280774.jpg 


そして時間になるとメッセンジャーを投下して曳網終了。
P6280724.jpg
タマさん、それわかります?


P6270630.jpg 
弾き終わると、網を洗って、獲れたものをボトルに移していきます。
今回はかなりクラゲが多く、苦戦しました。



RIMG1119.jpg 
サンプルボトルを持つ新米トレーナー君。いや、マコガレイ君?
彼は異名を持ちすぎです。


みんなで何が獲れてるか確認してみますが、昨年の調査より仔魚の数が少ないかも。。。
RIMG1155.jpg 
じっと眺めるバナナ君。

P6270670.jpg 
もちろん夜も元気に(?)活動しました!

4つの層を24時間で9回なので、合計36個のサンプルボトル数となります。
これから中身を精査していく予定です。


昨年、バンバン釣れたタチウオ成魚も、
今年はタマさんが釣った貴重な一尾のみ。
P6280734.jpg 
明るい時間帯に釣られてました。それにしても体表は輝いてます。

豊潮丸の船員の皆様、ご協力いただいた研究室の皆様(+D君)、
本当にありがとうございました。
P6270618.jpg 
新たな発見に期待し、サンプルを見ていきます。


それでは。

(最近の資源は、うなぎとスッポンで持ちきりです。)