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広島大学水圏資源生物学研究室のブログです。資源のOB、OG、何かの縁で資源に関わってこられた方に、研究室のイマの様子を時には真面目に、時には面白くお伝えしていきます。
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2018年06月22日 (金) | 編集 |
お久しぶりです、あわじしまです。
連日朝までサッカーワールドカップを観戦している為、毎日寝不足です。

ワールドカップに便乗してこのようなタイトルになりましたが、
なんとNHKで放送されている「ダーウィンが来た!」にて、
当研究室OGであるニセクロさんが全力協力して撮影された番組が放送されます。

タイトルは、「海の名ドクター! ホンソメ先生の正体」で、
放送日時は6月24日(19:30〜19:58です。
頑張っているニセクロさんの姿も映るかも?

ニセクロさんは、ホンソメワケベラに擬態するニセクロスジギンポについて研究されてきました。
そのニセクロスジギンポについても番組内で紹介されますので、非常に楽しみです。

ちなみに、ニセクロが投稿されたニセクロスジギンポの論文が下のURLのページにて掲載されています。
なんと雑誌の表紙がニセクロスジギンポになってます!!半端ないって!!
https://onlinelibrary.wiley.com/toc/14390310/2018/124/6

皆さん是非番組と論文ともに、ご覧になってください!
では!


2018年06月20日 (水) | 編集 |
最近は梅雨でじめじめした天気が続いてますね。
どうもカレイです。

私はイシガレイとマコガレイの2種類のカレイについて、干潟をフィールドにして研究をしています。
干潟は様々な生物が生息する生物多様性の高い環境です。
私は呉市の二河川、広島市の三筋川、竹原市の賀茂川の河口に形成される干潟で3〜6月にかけてカレイ調査を行いました。

石まこ 
この写真をみてどちらがイシガレイでどちらがマコガレイか分かりますか?


正解は左:マコガレイ 右:イシガレイでしたー
この写真の稚魚は違いがはっきりしていて分かりやすいですが、もう少し小さい稚魚になると同定も大変です。
こんな稚魚を採集することを目的として、調査を行っています。

干潟で調査を行なっていると、カレイ以外にも様々な生物に出会うことができます。
今回はそんな生物たちについて紹介したいと思います。

RIMG2245_201806201934191eb.jpg 
この稚魚は何か分かりますか?
これはヒゲソリダイというイサキ科の魚類の稚魚です。
夏に産卵する種類らしく、もうすぐ1歳になる個体ですね。
5cm程の大きさだったのでずいぶん成長が遅い魚みたいですね。

higesoridai-2.jpg 
ちなみにこれが成魚の写真です。
稚魚のときは真っ黒だった体色も成魚になると薄くなるみたいです。


三筋川の楽々園干潟でも様々な生物がいました。

RIMG2285_20180620193615239.jpg 

RIMG2284_20180620193612c08.jpg
上の写真は右からヒメイカ、ヨウジウオ、アイナメ?です。
下の写真はアイナメのアップです。
たも網でカレイ採集を行っているとこんな生き物たちも採れます。

RIMG2380_20180620194042290.jpg 
脱皮したてのガザミです。触ってみるとプニプニしててまだ柔らかかったです。
ムシロガイ?がたくさん群がっており、脱皮後の無防備なとこを狙っていたみたいです。

RIMG2290_201806201938597d4.jpg 
ナマコの仲間らしきもの、種類は分かりませんでした。 
追記:マナマコらしいです

RIMG2534_2018062019390639d.jpg 
アオサに打ち上げられたメバル稚魚。
6月頃になるとアオサが大量発生してグリーンタイドを形成するので大変です。

RIMG2530_20180620193907eba.jpg 
こんな物体も落ちてました。何か分かりますか?

ヒントは・・・
IMG_4056_201806201936171c0.jpg 
近くにこんなものが落ちてました。



もう気付いた人もいるかもしれませんね。
あれはカミナリイカ (モンゴウイカ)の卵でした。初夏に産卵する種類らしいです。
近くに落ちていた甲羅は産卵後、死亡した個体のものだったんでしょうか。

その後も干潟を歩いていると・・・
RIMG2535_201806201939015ba.jpg 
なんとカミナリイカ がいました。
おそらく産卵が終わって、力を使い果たしたんでしょう(ちなみに持ち帰り美味しく頂きました)


賀茂川のハチ干潟も様々な生物がいました。

RIMG2385_2018062019421962f.jpg 
賀茂川で一番最初に見かけるのはこのモクズガニです。
初めてみると大きいカニなのでびっくりします。

川でたも網で探っていると・・・
RIMG2538_20180620194231f9c.jpg 
お腹ぱんぱんのチチブらしきものが採れました。

さらに
RIMG2536_20180620194224cde.jpg
クロダイの稚魚らしきものもたくさん採れました。
川で稚魚を見かけるのは珍しいそうです。

海の方で探っていると・・・
RIMG2540_201806201942277ad.jpg 
カレイが採れた!と思いきや顔の向きや口の形が違う。
そうですヒラメです。6月にもなるとヒラメも出現するみたいです。

RIMG2543_20180620194225b0f.jpg 
アカエイもいました。毒針があるので危険ですね。
干潟にはこういった危険な生物もいるので気をつけないといけないです。


最後に賀茂川の付近にこんな生物が・・・
RIMG2547_2018062019422001e.jpg
ハクビシン?アナグマ?イタチ?それとも野犬?
正解は脱毛したタヌキでした。初めてみたのでびっくりしました。


このように干潟には様々な生物が生息しており、生物多様性の高い環境であると実感しました。
今年のカレイ調査はこれで終わりですが、今回得られたデータでいい研究結果が出せたらいいなと思います。

それでは!




2018年06月18日 (月) | 編集 |
初めまして。
今年から新たに研究室に加わったデグーです。

更新が遅れてしまいましたが、私の研究テーマである「サワラ仔魚がカタクチイワシ仔魚に及ぼす捕食の影響の調査」のため、瀬戸内海の燧灘でサンプリングを行った際の様子を紹介します。

今回は人手不足のため、小路先生の研究室の学生方にも協力していただきました。
豊潮
調査の内容は日中にボンゴネット、MTDネット、ノルパックネット。
夜間はこれに加えてマルチネット!!
サンプル瓶をたくさん使いました・・・。
ボンゴネット
こちらはボンゴネットによる傾斜曳の様子。
ボンゴネットでは想像以上に仔魚がとれており、サワラも期待ができそうです。

夜間の様子がこちら。
豊潮
ネットにクラゲが入るので、網で取り除いています。

調査が終了すると、今治港に停泊して、翌日の早朝は市場を見学しました。

今回の調査では、初めてということもあり頼りなかった私ですが、次回の調査ではしっかりしたところを見せたいと思っています(笑)。
小路研、資源研究室の皆さん、豊潮丸の船員さん、ご協力いただき誠にありがとうございます。
次の航海でもサワラがとれることを祈っています。

それでは。