広島大学水圏資源生物学研究室のブログです。資源のOB、OG、何かの縁で資源に関わってこられた方に、研究室のイマの様子を時には真面目に、時には面白くお伝えしていきます。
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2017年07月29日 (土) | 編集 |

こんにちは。タマ(貝)です。

 今年もサキグロタマツメタ調査のため先生と2人で東北に行ってきました。

 

サキグロタマツメタとは何ぞやという方は過去の記事をご覧ください

http://urx.red/F0HP

ざっくり言うとアサリ食害が問題となっている外来生物です。

 

調査日はあいにくの雨

調査に協力して頂いている水産試験場へ。

サキグロは普段、底土中に潜っているので見つけられませんが

干潮前に干潟表面上に現れる習性があるのでそこを狙います。

 

到着していきなり試験場の方から

「先週、漁業者と駆除を行った」との報告が。


サキグロいなかったら困るなぁ。

心配しながらも、とりあえず採集地点へ。

s_RIMG1243.jpg 

すると、さっそく第一サキグロ発見!

s_RIMG1245.jpg

干潟表面に出てきたサキグロ


まだ潮があまり引いていなかったので

少し待ってから再び採集ポイントへ。

 

潮も結構引きました。早速サキグロ探し開始。

s_RIMG1269.jpg 

すぐ発見。

s_RIMG1250.jpg 

こちらにも

s_RIMG1248.jpg 

いっぱいいる!

s_RIMG1252.jpg 

あたりを見回すだけでも10個体近くいるところも。

ここからハイパーサキグロタイムに入ります。

 

s_RIMG1260.jpg 稀にちびサキグロも見つかる(指の上)。


s_IMG_7299.jpg 今まで見た中で最大のサキグロ。


s_RIMG1255.jpg アサリを抱えていた個体もたくさんいました。


s_RIMG1266.jpg 食われたアサリ


交尾している個体もたくさんいました。

s_RIMG1262.jpg白昼堂々。


調査前の心配は杞憂に終わりました。

s_RIMG1272.jpg 

これだけとってもまだ他にも歩き回っています。

サンプルは十分なので残った時間で駆除。

 s_RIMG1268.jpg

次々と処刑されるサキグロ


ここはサキグロの数が広島湾とは段違いに多いのですが、アサリも負けじとたくさんいます。

s_RIMG1265.jpg サキグロの捕食圧も結構高そうですが、この個体数が維持できているのも毎年の駆除のお陰かもしれません。


 測定のため試験場へ戻ります。

s_RIMG1271.jpgくさん獲れました。計500個体くらい。


試験場の方は

「先週駆除したのに今日こんなにいたら(駆除の)意味ないじゃん!」

と憤っておりました。(私としては助かったのですが)

 

とりあえず昼飯。

s_RIMG1270.jpg カツカレーがうまい。

 

午後からは測定。夜は試験場の皆様と一緒に食事しました。

水産試験場の皆様、調査にご協力いただきありがとうございました。

 

2日目は北上し、別の調査地へ。

 s_RIMG1275.jpg


s_RIMG1280.jpg サキグロ発見


 s_RIMG1285.jpgここはアサリはかなり少ないにもかかわらず大きいサキグロが結構います。

ホトトギスガイを抱える個体も多く、アサリ以外の貝も多く食べられてるみたいです。


個人的には盛り上がっているサキグロ研究ですが、後継者が居ないのが残念。

うちは魚好きが集まる研究室なので仕方ないね!

まぁこの記事で少しでも関心を持ってもらえたら幸いです。


いつかまた後継者が現れることを信じて、

今年のうちに出来ることはやっておかなければ!と気合が入った東北調査でした。


では。

(そういえば仙台駅で落とした財布を交番に届けてくれた方、マジでありがとう。)

 

タマ(貝)



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